松見の滝 08.08.11



チャレンジ松見!
100名瀑の中でも、到達するのが困難な滝のベスト10には間違いなく入る、南八甲田の秘境、松見の滝にチャレンジしてきました。
家族を奥入瀬渓流に残し、1人での訪瀑です。
松見の滝は黄瀬から約9Km、3時間の林道歩きがレギュラールートですが、家族旅行で長時間、家族をほったらかす訳にはいかないので、充分下調べをして、蔦林道を車で行くショートカットコースを行くことにしました。が、林道が分りづらい。道に迷いまくった挙句、ようやく入山口を発見し、12:36滝へ向けて歩き始めました。

ちなみに、写真は少ないですが、林道の案内はコチラ


 
出発すると、まずは下り。意外なほど踏み跡が明瞭で拍子抜けな感じでした。
それにしても、酷い数のアブ・ブヨ・羽虫に閉口します。
道は段々、勾配がきつくなり、帰りのことを思うと憂鬱になります。つづら折れ状の山道を下っていくと川が見えてきました。



12:45 このルートの目印の一つの橋に到着です。川自体は水が少なく、若干不安になりますが、あくまでもここは支流なので気にせず進みます。
橋を渡り右の方が行きやすそうに見えますが、左方向が正解です。右には東北電力の施設が目視できました。
ここから一転、上りの開始です。



この上りがキツイ・・・。写真でそれが伝わらないのが残念ですが、一気に息が切れます。ゼーゼーいいながら、ゆっくりと登っていきます。急坂ですが思いのほか広いので危ないことはありません。



13:00 キツイ上りをクリアするとようやくレギュラールートの林道に合流です。目印のゲートが見えたのでホッとしました。ゲートを越え、林道歩きのスタートです。



林道の前半部分は、若干上っていますが感覚的には、ほぼ平坦です。景色は変わり映えしないのでやや退屈です。鳥の声も殆んどなくひっそりしています。まさにいつ熊がでてきてもおかしくないような雰囲気の中、熊ベルの音だけを聞きながら進みます。
暫く進むと、道は明らかな上りに転じますが、キツイことはありません。




13:25 ずっと広葉樹だった林道の両脇の木々ですが、左側が針葉樹に変わります。
13:29 右側も針葉樹に変わり、両側が針葉樹林になります。ここから3分ほどで写真の松見の滝への分岐地点を発見しました。看板は朽ちて道に置かれていました。
ここを左折しておよそ滝まで20分とのことですが、まずは群生するガクアジサイを藪漕ぎのような感じでかき分けて進む必要があります。
しかしそれも大した距離はなく、あまりはっきりしないながらも踏み跡のある森林地帯を進んでいきます。



森林地帯を抜けると谷にでます。この後は、谷を一気に下っていくのですが、ここは怖い。何が怖いって、
@まず道が細い、A草で道が見えない場所がある、B左側は草で分りづらいが谷で切れ落ちている、C道自体が谷の方向に傾斜している、D斜度がキツイ
しかし、ここまで来て怯むわけにもいかず、ズンズン進みます。
13:42 今まで殆んど聞こえなかった川の音が聞こえ始めます。そこから同じような道をひたすら下っていくと、ジャジャ〜ン!松見の滝に到着です!




13:48 滝壺のある川原に降り立ちます。所要時間は1時間12分でした。前半と終盤は厳しい上り下りですが、3時間も単調な林道を歩くよりはいいでしょう。
滝は聳え立つ大きな崖を切裂くように2段で落ちています。周囲の崖が大きすぎて90mも落差があるようには感じませんでしたが、貫禄があります。100名瀑の中でも落ち着きのあるたたずまいとしてはNo1かもしれません。誰もいない、まさに幽谷といった風情の南八甲田の山深い場所で、重鎮と30分ほど語らい苦しい帰りの山道に取り付きました。
ちなみに帰りは、1時間7分でした。

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私的評価
アクセス ★☆☆☆☆ 前半・終盤はキツイ。中盤は平坦だが長い
豪快さ ★★★★☆ 段瀑としては驚異的な迫力
美しさ ★★★★★ 周囲の景色とマッチしてGOOD!
雰囲気 ★★★★★ 秘境の雰囲気バリバリです。
好感度 ★★★★★ 深山幽谷でひとり滝と語らえる。最高。